預金しすぎてはいけない?!どれくらい貯金しておけば大丈夫?
皆さんは貯金がいくらありますか?
「我が家のお金は全て銀行に預けてあります。」という方いませんか?
そんなあなたは要注意です!
貯金大好き日本人ですが、家計の貯蓄を全て現金で行うと将来大変なことになるかもしれません。
今回は『なぜ貯金だけではいけないのか?どれくらい貯金しておけば大丈夫なのか?』について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでください。
【結論】
◯生活費の1年分を現金で持ちましょう。
◯それ以上のお金は積極的に運用していきましょう。
◯つみたてNISAから始めるのがオススメです。
物価を忘れてはいけない
皆さんは、親や親戚から「ちゃんと将来のためにたくさん貯金しないとダメだよ。」と言われながら育ってきませんでしたか?
お給料をもらって余裕ができたら、余ったお金は銀行に預けておく。おそらくほとんどの日本人は、そんな教育を受けてきたのではないでしょうか?
しかし、貯金だけでは将来安心することはできません。
なぜ、貯金だけではいけないのでしょうか?
『物価』という言葉を聞いたことありませんか?
わかりやすく言うと「モノの値段」ですよね。
では、ここで質問です。
今後日本の物価は上がっていくでしょうか?下がっていくでしょうか?
正解は『上がっていく可能性が極めて高い』です。
日本は今後人口減少に苦しみますが、世界に目を向けると人口増加が問題視されています。
人口が増えればモノが欲しい人が増えるので、モノの価値も上がります。
世界の物価が上がれば、日本の物価も上がります。
現金の価値が下がる
物価が上がるということは、現金の価値が下がることになります。
例えば、りんご1個100円だったとしましょう。このりんごが1年後に120円になりました。
以前は100円玉とりんご1個を交換できていたのに、1年後には100円玉と交換できなくなったことになります。
つまり、りんごの価値が上がったのと同時に100円玉の価値が下がっていることになりますよね。
『物価上昇=現金の価値が下がる』
今後、日本でも物価上昇がやってくると言うことは、現金だけで持っているあなたの資産はどんどん目減りしていくことになります。
これは良くないですよね。
貯金はある程度までにしておいて、他のお金は運用して増やしていかないといけません。
では、貯金はどれくらいまで貯めておけば安心なのでしょうか?
目安は生活費の1年分
貯金の目安は生活費の1年分です。
この目安については、さまざまな意見があります。
3ヶ月分あれば大丈夫という人もいれば、2年分は欲しいという人もいます。
しかし、僕は1年分をオススメします。
例えば、あなたが何か大きな怪我や病気をした時のことを考えてみましょう。
1年くらいあれば、なんとか次の生活の目処が立ちそうでは無いですか?
3カ月でどうにかしろと言われるとちょっと難しそうだし、準備をするのに2年も必要ないと思います。
もちろん、個人の健康状態、年齢、家族構成などでどれくらいリスクが取れるか変わります。
自分が病気になっても働いてくれる奥さんがいるのか?いざとなれば実家で生活できるのか?
自分の状況に置き換えて、何かあった時どれくらいの期間あれば立て直せるかな?と考えてみてください。
その想定をもとに「いくらお金を貯めたら大丈夫か」考えてみましょう。
くれぐれもお金を貯めすぎないように。適度な貯金額を考えましょう。
貯金できたら投資をしていきましょう
では生活費1年分の貯金ができたら、次に何をすれば良いのか?
投資です。
「投資って、なんだか損しそうで怖い。」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、良く考えてみてください。
前の章でも書いた通り、現金の価値は下がる可能性が高いです。
あなたの資産を全て現金で持つと言うことは、あなたの資産を全て『円(現金)』に賭けていることと同じです。
ひとつの資産に全てを賭けるより、他の資産にも分散した方が良くないですか?
現金を他の形に変えて、リスクを分散させる。そのためには『投資』をしなくてはいけないですよね。
「全く投資をしたことがない私が、どうやって投資をしていくの?」と思った方もいらっしゃると思います。
金融庁が皆さんの資産形成を応援するために作った制度があることをご存じですか?
それが「つみたてNISA」です。
つみたてNISAを始める方の8割以上が投資未経験者で、20代〜30代の方が続々と取り組み始めています。
つみたてNISAで投資して増えたお金には税金が掛からないというメリットがあります。
ぜひ、取り組んでみてください。
つみたてNISAの公式サイトはこちら
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/index.html
【結論】
◯生活費の1年分を現金で持ちましょう。
◯それ以上のお金は積極的に運用していきましょう。
◯つみたてNISAから始めるのがオススメです。