世界でも有名な投資家ウォーレン・バフェット氏は、こんな言葉を残しています。
「ゆっくりとお金持ちになるのは簡単なことだ。
しかし、すぐにお金持ちになるのは難しい」
投資を始めると「早くお金持ちになりたい」という焦りが出てくる人がいます。
最短距離で成果を出したいがために、無駄な売買を繰り返したり、ハイリスクな投資商品に手を出したりしてしまいます。
その結果、良い投資成果をあげることができない人がとても多いようです。
しかし、実は投資の成績を良くする方法について、ある程度正解が出ていることを皆さんはご存じでしょうか?
それが「長期・分散・積立」投資です。
まさにウォーレン・バフェット氏の言う「ゆっくりとリッチになる方法」です。
今回は「なぜ、長期分散積立投資が良いのか?初心者には投資信託による長期投資をお勧めする理由」についてご紹介したいと思います。
結論としては以下の通りです。
投資信託を長期間
投資信託を長期間で積立投資していくことが初心者でも資産を増やせる最適解
では、解説していきます。
初心者の資産運用には投資信託が1番
投資初心者がこれから資産運用を始めようと思った時に、何から始めたら良いと思いますか?
1番のおすすめは投資信託です。
なぜ、投資信託が1番良いのでしょうか。
投資には必ずリスクが伴います。
例えば、株式投資をする時に一つの会社の株だけを保有していると、その会社の株価が下落するとあなたの資産はダイレクトに影響を受けます。
ダメージを軽減するためには、複数の株式を保有したり、株式以外の資産を保有したりしてリスクヘッジをする必要があります。
しかし、株式を複数保有するには少なくとも数百万円以上の資金が必要です。
そんな余剰資金を持っている人は少ないでしょう。
では、お金が無い人はどうすれば良いのでしょうか。
そんな人にこそ、投資信託です。
株式投資 | 株式投資信託 | |
---|---|---|
必要資金 | 数十万円から | 100円から |
投資できる銘柄数 | 1銘柄 | 数十〜数千銘柄に分散 |
必要な知識量 簿記や経済の知識で企業分析、チャート分析 ファンドにお任せ 手数料 取引手数料 取引手数料+信託報酬
投資信託の場合は、銘柄選定などはファンドマネージャーが行うので、細かい企業分析などを勉強する必要はありません。
しかも、少額で多くの銘柄に分散投資をしてくれるので、初心者でも簡単にリスク分散した長期投資を行うことができます。
なぜ長期投資の方が良いのか?
世界的に有名なフィデリティという資産運用会社があります。
この会社が2003年-2013年の顧客パフォーマンスを調査したデータによると、この10年間で1番良い成績を残した顧客は『運用していることを忘れた人』だったそうです。
短期的な投資をしている人より、運用していることを忘れるくらい放置した人が成績が良いのはなぜでしょうか?
短期投資だと良い成績が残せない理由
短期投資が難しい理由とは…
①頻繁に売買を繰り返すので、手数料にかかるコストが多くなってしまう。
②短期的な相場の動きに翻弄されて投げ売りをしてしまう。
大きくはこの2点が原因です。
得に初心者は相場の動きが気になって、無駄に売買を繰り返してしまいがちです。
しかし、「少なくとも10年以上は長期投資をしていくぞ。
」という気持ちで投資をしていくと短期的な相場の動きにも動じずにコツコツと投資していくことができます。
投資初心者こそコツコツ長期投資をしていく必要があると言えます。
投資信託を定額購入、長期間続ける
投資信託が良い理由、長期投資が良い理由についてはご理解いただけたと思います。
最終的な結論として、投資初心者が取るべき戦略は、
『投資信託を長期間で積立投資していくことが、初心者でも資産を増やせる最適解』
日本においては「つみたてNISA」という制度も利用できます。
つみたてNISAを利用することで、20年間非課税で投資信託に投資できます。
税金も必要なコストの一つですので、非課税制度を使うことで運用コスト下げることができます。
しかも、手続きは全てスマホ1台あればOK。
毎月の投資金額を設定して、投資先のファンドを決めるだけであとは自動的に積立投資をしてくれます。
非課税制度も利用しつつ、投資信託で長期投資を始めてみましょう。