「NISA」と「つみたてNISA」って何が違うの？初心者向けにわかりやすく解説！
最近「つみたてNISA」ってよく聞きませんか？ここ数年でつみたてNISAを始める人が急増しているそうです。特に20代、30代の投資未経験者の方がチャレンジする傾向にあります。そんな初心者の方が疑問に思うことが、NISAとつみたてNISAの違いではないでしょうか？「ネットで検索しても、なんだか言葉が難しくてわからない」「結局どっちを始めたら良いのかわからない」そんなあなたのために、初心者向け解説をしていきます。できる限り専門用語をカットして説明していきます。この記事を読み終わる頃には、NISAマスターになっていること間違い無しです！ぜひ最後までお読みください！
【結論】
難しいことを考えず長期でコツコツ投資していきたい！という人はつみたてNISA。投資を楽しみたい！投資を学んでいきたい！という人はNISA。
そもそもNISAってなに？
NISAとはなんでしょうか？正式名称は「少額投資非課税制度」です。もっと分かりやすく言うと「ちょっとした金額だったら投資で増えたお金に税金をかけません」という金融庁主導の制度です。政府が日本人の資産形成を応援するために作った制度ですね。
NISAとつみたてNISAの違い3つ
NISA口座は1人1口座までしか開設できません。その口座で投資を始めるためには『NISA』と『つみたてNISA』のどちらかしかできません。つまり、全国民は『NISA』で始めるのか？『つみたてNISA』で始めるのか？選ばなければいけないことになります。しかし、そもそも2つのNISAの違いが分からなければ選べないですよね？そこで今回はNISAとつみたてNISAの違いを3つの大きなポイントだけピックアップして解説していきます。
①投資するタイミング
まずは投資するタイミングの違いがあります。皆さんは投資と聞くと「株価が安い時に買って、高くなったら売る」というイメージをする方も多いと思います。NISAではタイミングをみて、いつでも売り買いすることができます。一方つみたてNISAはタイミングをみて売買することができません。あくまで『つみたて』なので、最初に毎月の積立日を設定したらその日にしか購入することができません。一見つみたてNISAの方が不便な気もしますが、一度設定したら何も考えずに勝手に投資し続けてくれるので初心者の方にはオススメです。
②非課税の期間
非課税となる期間の違いもあります。NISAは5年、つみたてNISAは20年となっています。NISAの非課税期間内は利益が出ても税金がかからないのですが、非課税期間が終了すると税金がかかります。非常にもったいないので、非課税期間内に売却したいですよね。非課税期間が長いつみたてNISAの方が長期投資できるので、コツコツ資産運用をしていきたい人はつみたてNISAの方が良いかもしれません。
③非課税限度額
NISAもつみたてNISAも非課税ですが、際限なく非課税にしていたら国も大変ですよね。そこで、非課税となる限度額も設定されています。NISAの場合は、年間120万円を5年間で最大600万円。つみたてNISAの場合は、年間40万円を20年間で最大800万円。年間の限度額はNISAの方が大きく、最大非課税金額ではつみたてNISAの方が大きいという特徴があります。短期間で大きく投資したい人はNISA、長期間でじっくりと投資したい人はつみたてNISAという感じです。
つみたてNISAを選ぶ人はこんな人
以上の3つのポイントを踏まえて、つみたてNISAを利用した方が良い人の特徴を挙げます。
◯長期での資産形成を考えている
◯投資の難しい話は苦手
◯何も考えずにできる方法が良い
とにかく投資を楽しみたい！というよりは、長期間でコツコツ資産運用したい人が向いています。何も考えず毎月つみたててくれるので簡単に投資できるメリットはあるのですが、株価が下がり絶好の買い時が来ても何もできないというデメリットもあります。難しいこと考えずにほったらかし運用をしたい超初心者向けの投資方法と言えます。
NISAを選ぶ人はこんな人
ではNISAで始めた方が良い人はどんな人でしょうか？以下に特徴を挙げます。
◯投資を楽しみたい
◯タイミングをみて売買したい
◯いろいろな銘柄に投資したい
NISAは自由度が高いことが特徴です。自分で銘柄を探して、自分のタイミングで売買したい人はNISAが良いと言えます。一方で非課税期間が短いので、長期的なコツコツ投資を考えている人には不向きです。「投資を楽しみたい、勉強していきたい」という人はNISAで投資を始めることをオススメします。
【結論】
難しいことを考えず長期でコツコツ投資していきたい！という人はつみたてNISA。投資を楽しみたい！投資を学んでいきたい！という人はNISA。